[ニューヨーク 15日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して小幅高となった。原油価格の急騰を背景に米国債利回りが上昇したほか、米連邦準備理事会(FRB)が週内の会合で利上げに踏み切るとの観測が強まった。

中東情勢の緊迫化を受け、原油先物は4カ月ぶり高値圏で推移。米10年債利回りは一時、2007年以来の高水準を付けた。

CMEのフェドウォッチによると、市場が織り込む16─17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は95%に達した。

マネックスUSAのトレーディング部門シニアディレクター、フアン・ペレス氏は、利上げが想定される中でも、投資家は「予想外の展開に備える必要がある。現在はボラティリティーの高い局面だ」と指摘。ウォーシュFRB議長がフォワードガイダンスに否定的な立場を取っていることを踏まえると、金利据え置きの可能性も排除できないとの見方を示した。

同氏はさらに、FRBが利上げに動いてもドルにとっての好材料の多くはすでに織り込み済みの可能性があるため、会合後の記者会見で示されるシグナルが為替相場の方向性を左右すると述べた。

終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数は0.15%高の99.631と、約2週間ぶりの高水準を付けた。

株価下落を背景にリスク回避姿勢が強まったことも、ドルを支えた。

ドル/円は0.5%高。円は一時154円台に下落した。

OCBCグループ・リサーチのアナリストは、日銀の9月会合について「25ベーシスポイント(bp)の利上げを予想している」とし、「2027年には2回の25bp利上げを見込む。9月利上げ後も日銀がタカ派姿勢を維持すれば、追加利上げのペースは前倒しされる可能性がある」との見方を示した。

ユーロ/ドルは0.1%安の1.1541ドル。

ポンド/ドルは0.2%安の1.3477ドル。イングランド銀行(英中銀)は17日に金融政策決定会合を開く。市場では据え置き観測が優勢となっている。

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインが5%下落し、7万5320ドルを付けた。

ドル/円 NY午後4時 155.10/155.15

始値 154.83

高値 155.20

安値 154.71

ユーロ/ドル NY午後4時 1.1540/1.1542

始値 1.1534

高値 1.1551

安値 1.1535

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