Olena Harmash
[キーウ 15日 ロイター] - ロシアとウクライナは15日、双方のエネルギー関連施設への攻撃を続けた。ロシアはキーウのガソリンスタンドを、ウクライナはロシアの製油所を攻撃した。
トランプ米大統領は前日、両国が互いのエネルギー関連施設を攻撃しないことで合意したと自身の交流サイト(SNS)に投稿していた。
ロシアは夜間にウクライナの首都キーウをはじめとする都市に200機のドローン(無人機)で攻撃、2人が死亡した。ウクライナ当局によると、キーウのガソリンスタンドのほかエネルギーや港湾インフラが攻撃を受けた。
一方、ウクライナはボルガ川沿いのサマラ州シズラニにあるロシアの製油所を攻撃したほか、タガンロクとオリョール両州のドローン製造施設も攻撃した。ゼレンスキー大統領が明らかにした。
サマラ州知事は工業施設が攻撃を受けたと述べたが、詳細は明らかにしなかった。タガンロク州知事によると、オンライン小売企業オゾンの倉庫が攻撃を受けた。
ゼレンスキー氏は通信アプリのテレグラムで「ロシアは我々のエネルギー部門、物流、重要インフラへの攻撃を続けている。これに対し目に見える形で反撃している」と述べた。
トランプ氏の合意投稿に対しゼレンスキー氏は、攻撃停止に応じる用意があるが、ロシアも停止するとの信頼できる保証がパートナー国から必要だと指摘。ロシアは大統領府は攻撃停止について歓迎する意向を示した。
米政権はこれまでにもエネルギーインフラを巡る停戦の仲介を試みたが、いずれも失敗している。
<キーウなどで2人死亡>
ウクライナ当局によると、ロシアのキーウ攻撃で1人が死亡したほか、南東部の都市ザポリージャでも1人が死亡した。
国営エネルギー会社ナフトガスによると、キーウのガソリンスタンド2カ所が損傷を受けたという。
リトアニアは、北大西洋条約機構(NATO)のイタリア軍戦闘機が15日未明、リトアニア上空で無人機(ドローン)を撃墜したと発表した。ベラルーシから飛来した可能性があるという。