Wen-Yee Lee
[台北 15日 ロイター] - 台湾の半導体設計大手、聯発科技(メディアテック)は15日、台湾積体電路製造(TSMC)の最先端技術を使ったスマートフォン向け半導体を発表した。端末上で直接実行できる人工知能(AI)機能を強化し、高級機市場の開拓を目指す。
メディアテックによると、新製品「ディメンシティ9600プロ」は、TSMCの最先端の2ナノ(ナノは10億分の1)メートルプロセスを採用した同社初のモバイル向けプロセッサーとなる。TSMCの3ナノプロセスで製造され、より幅広い層を狙う「ディメンシティ9600M」も発表した。
両製品を搭載した初のスマホは近く発売されるという。同社はこれまで中国のスマートフォン大手、小米科技(シャオミ)やOPPO、ビボなどに半導体を供給してきた。
9600プロはニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)と呼ばれるAI専用プロセッサーを搭載している。メディアテックによると、スマートフォン本体でより複雑な生成AIアプリを実行できる。AIが質問内容を処理し、答えを出し始めるまでの処理性能が前世代より51%向上したという。詳細は明らかにしていない。