サウジアラビアでは、ドローン攻撃を受け、主要な石油パイプラインが閉鎖された影響で、1週間以内に輸送を再開できなければ、輸出拠点の石油在庫が底をつく可能性があると報じられている。

ロイターがエネルギー業界関係者の話として伝えたところによると、パイプラインの修復には最長6週間かかる可能性があり、世界の石油供給のおよそ4%に影響が及ぶ可能性がある。

原油価格は先週の上昇に続き、9月14日も約3%上昇している。パイプラインの停止が数日以上続けば、世界の原油供給がさらに逼迫するとの懸念が市場で広がっているためだ。

サウジアラビアは11日、イラクから飛来したドローンの攻撃を受け、予防措置として、アラビア半島を横断する東西パイプラインを停止したと発表した。攻撃にはイランの支援を受ける武装勢力が関与した可能性が高い。サウジアラビア政府は被害の程度や、パイプラインの停止がいつまで続くかについて明らかにしていない。

イランとの戦争によってホルムズ海峡が閉鎖されたことを受け、サウジアラビアは1日当たり400万バレルの石油を同国東部から紅海沿岸のヤンブー港へ送るため、このパイプラインを利用してきた。

ロイターが業界関係者の話として伝えたところによると、パイプラインが停止した状態では、輸出港ヤンブーの石油備蓄はわずか5~7日しかもたないという。本誌はサウジアラビア政府にコメントを求めている。

パイプライン沿いに黒煙
【関連記事】