David Lawder Daphne Psaledakis
[ワシントン 14日 ロイター] - 米国は14日、ロシア第2位のVTB銀行に新たな制裁を科した。イランによる西側の制裁回避を支援したと非難し、同行と取引を続ける外国の金融機関は追加制裁に直面する可能性があると警告した。
ロシアのウクライナ侵攻を巡り既にドル決済システムから締め出されているVTBは今回、イラン関連の制裁の対象となった。米財務省当局者によると、これによりVTBとの取引を継続する外国の銀行や企業が追加の制裁措置を受ける可能性がある。
財務省によると、VTBはイランに事務所を開設し、制裁対象となっているイランの金融機関と銀行取引関係を構築したほか、ロシア・イラン間の貿易や金融面の連携を促進する資金ルートの構築を支援した。
今回の措置はイラン経済への圧力強化を狙った大統領令に基づくもので、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて2022年2月に科されたVTBに対する既存の米制裁に追加される。
財務省は声明で、国営のVTBは今や「世界で最も包括的に制裁を受けた金融機関の一つ」になったと指摘。イラン関連の制裁は、VTBと取引を続ける外国機関に対する二次制裁のリスクを高めることになると述べた。