Julia Payne
[ブリュッセル 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)加盟国大使は、対ロシア制裁対象者リストの有効期限について、6カ月の延長で合意に至らなかったことを受け、期限を7日間延長し9月22日までとすることを決定した。議長国アイルランドの報道官が14日、明らかにした。
ロシアの新興財閥(オリガルヒ)である実業家アリシェル・ウスマノフ氏を制裁対象から外すかどうかが焦点となる中、EU外交筋によると、フランスは国家安全保障上の懸念を理由に、同氏を制裁リストから除外するよう求めるスロバキアに同調した。
フランスの外交筋は「フランスはロシアの戦争マシンにあらゆる手段で圧力を強めるとともに、ウクライナを支援することに最も熱心な国の一つだ」と説明。その上で「われわれは、特有の国家安全保障上の問題に直面しており、ウスマノフ氏についてわれわれに働きかけてきた国際的なパートナーに対し、前向きに対応したいと考えている」と述べた。
制裁指定は約3000の企業・個人を対象に資産凍結と渡航禁止を科すもので、9月15日に期限切れとなる予定だった。EUの制裁は加盟27カ国の全会一致による承認が必要で、6カ月ごとに更新する必要がある。
フランス外務省の報道官はコメントを差し控えた。