Foo Yun Chee

[ブリュッセル 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、15歳未満の子どもについて、交流サイト(SNS)や動画共有プラットフォーム、人工知能(AI)チャットボット、オンラインゲームの利用を制限する禁止措置を提案する見通しだ。ロイターが入手した欧州委員会の文書で明らかになった。オンライン上の危険から子どもを守るための取り組みとしては、これまでで最も包括的な計画となる。

米メタ・プラットフォームズが運営するフェイスブックとインスタグラム、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」、グーグル所有の動画投稿サイト、ユーチューブ、オープンAIが手掛ける対話型生成AI、チャットGPTといった主要サービスが、子どもの健康や安全に及ぼす影響について、世界的に懸念が高まっている。

今回のEU提案は「EUキッズ法(EU Kids Act)」の一環で、フォンデアライエン欧州委員長と欧州委のビルクネン副委員長(デジタル問題担当)が17日に発表する。フォンデアライエン氏は、今後のEU政策を示す16日に予定されている一般教書演説の中で、一部詳細を明らかにする可能性がある。

文書は「EUのアプローチは、未成年者がデジタルサービスの大きな可能性の恩恵を受けられると同時に、虐待や搾取から彼らを守るものでなければならない。テクノロジー企業の子どもへのアクセスを制限すべきであり、その逆であってはならない」と記した。

また文書によると、企業は規制当局の執行および監督活動に充てるため、監督手数料を支払う必要がある。

欧州委の提案は、動画ゲームプラットフォームも対象とし、年齢に応じて各種サービスへのアクセスを段階的に許可する。企業に課される義務は、サービスの種類や子どもの年齢に応じて異なる。

ただ、欧州委は今後、EU加盟国および欧州議会と草案の内容を詰める必要があり、法制化までには数カ月の時間を要する見通しだ。

欧州委はコメントを控えた。

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