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[ニューヨーク/ドンベッグ(アイルランド) 13日 ロイター] - トランプ米大統領は13日、与党共和党が11月の中間選挙で連邦議会の多数派を維持した場合、全ての米国の成人に5000ドルを支給する「トランプ配当」を約束したことについて、財政的に実現は容易だとの認識を示した。

トランプ氏はアイルランド西部ドンベッグにある自身のゴルフ場で開かれた大会に出席後、記者団の取材に応じた。支給の実施に議会承認が必要か問われると「分からないが、共和党が勝てば簡単だ。国内の全ての成人に5000ドルを支給できるし、十分に対応可能だ。米国には非常に多くの資金が入ってきている。数兆ドル規模の資金が流入している」と強調した。

共和党のジョンソン下院議長は13日のCNNの番組で「もちろん詳細を詰める必要がある」と述べ、実施には議会の承認が必要になると説明した。

一方野党民主党はこの提案を一斉に批判。同党のジェフリーズ下院院内総務はABCテレビの番組で「真剣な提案ではない」と断じた。またマクモロー上院議員は、医療保険制度(オバマケア)に基づく一部補助金の打ち切りに触れて「共和党が議会の支配を維持したとしても、本当に5000ドルの小切手が支払われるか疑わしい。補助金の打ち切りがあった。本来は1000ドルを受け取れるはずだった。5000ドルが支給されると信じるのは、お人好しにもほどがある」と皮肉った。

接戦区で再選を目指す共和党のローラー下院議員は、トランプ氏の支給案への明確な支持表明を避けた。ローラー氏はABCテレビで「勤勉に働く米国民の手元に資金を戻すことは支持する」と述べた上で、共和党が昨年成立させた減税法案に言及。「景気刺激策であれ配当であれ、問題は財源をどう確保するかだ。米国には4兆ドルの債務があり、真剣に対処しなければならない」と語った。

市民団体「パブリック・シチズン」の共同代表リサ・ギルバート氏は声明で「11月の選挙に向けて票を買おうとする試みだ」と非難した。

ギルバート氏は「これは有権者を買収しようとする露骨かつ必死な試みであり、これまでで最もひどい行為だ。トランプ氏自身、この案を実現できないことを承知しているはずだが、自党の勝利のため現金支給という実現性のない約束で有権者を引き付けようとしている。それは米国民主主義の原則に反する」と主張した。

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