空に舞う凧は、子どもにとってごくありふれた遊び道具だ。糸が切れて風に流された凧を見つければ、思わず追いかけたくなるのも無理はない。しかし、その何気ない光景が一瞬で悲劇へと変わった。インド北部ウッタル・プラデーシュ州モラーダーバードで2026年8月16日、12歳の少年が高圧電線に接触して死亡する事故が起きたのだ。複数の現地メディアが報じた。
SNSで拡散された映像には、高圧線付近に取り残された少年を住民らが木の棒を用いて救助しようとする場面や、救出後に少年がぐったりと建物から垂れ下がる様子が映っている。
事故に気付いた周囲の住民らは救助を始めた。現地メディアによれば、近くにいた人々は変電所に連絡して電力供給を停止させ、警察も現場に到着した。住民らによって救助された後、少年は地区病院へ搬送されたが、医師によって死亡が確認された。
現地メディアは、同地区では高圧線が住宅の近くを通っているうえ、電線の下に防護設備が設置されていない場所があると報じている。地元の市議は、住宅に近い高圧線について住民側が以前から電力当局へ訴えていたと主張し、事前に対応していれば事故は起きなかったとの認識を示した。
さらに、モラーダーバード周辺ではほかにも住宅地の近くを高圧線が通っている場所があり、住民から改善を求める声が出ていたとも報じている。
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