ブラジル北部パラー州の小さな町テラ・サンタで、賛美歌と祈りに包まれていたはずの週末が、一瞬にして悲鳴へと変わった。2026年8月15日、キリスト教徒による恒例行事「マルシャ・パラ・ジェズス」の参加者たちが市街地を歩いていたところ、行進に同行していたピックアップトラックが制御を失い、前を歩く人々へ突っ込んだ。

住民が撮影した映像には、車が参加者のすぐそばを走った後、そのまま人の列へ入り込み、最後には沿道の住宅に衝突するまでが記録されている。

複数の現地メディアによると、この事故により11人が轢かれ、女性1人が死亡したと警察は発表している。また、トラックの荷台に乗っていた数人が車外に投げ出されたともされている。

また、ピックアップトラックを運転していた運転手の男性は、ブラジルの運転免許を保持しておらず、運転の練習中だったとする報道もある。現在、運転手も重篤な状態にあるため、正式な取り調べが行われていないという。

目撃者らはブレーキの故障が原因で運転手が車両の制御を失った可能性を指摘したが、現在も捜査は続いている。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 ルポ ドローン戦争——無人の戦場
2026年11月3日/10日号(10月27日発売)は「ルポ ドローン戦争──無人の戦場」特集。

ドローンが空・陸・海の戦闘を支配する「新しい戦争」をウクライナの最前線で見た

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます