インド北西部ラジャスタン州コタ市で、防犯カメラが捉えた一本の映像が大きな波紋を広げている。住宅街の路地で遊んでいた5歳の少女に、突然一匹の野良犬が襲いかかったのだ。『ザ・ニュー・インディアン・エクスプレス』など、複数の現地メディアが報じた。
複数の報道によると、事件は8月22日の午後7時15分ごろ、少女が自宅の外にある路地で遊んでいたところ、1匹の犬が少女に向かって走り、少女を地面に倒した後、路上を引きずりながら繰り返し噛みつく様子が記録されていた。
少女の叫び声を聞いた女性や近隣住民が現場に駆けつけ、犬を追い払って少女を救出した。少女は頭部、背中、手首に深い傷を負い、病院へ搬送されて治療を受けたという。
インドでは野良犬をめぐる議論が長く続いているが、今回の事件を受け、行政の対応を問う声が改めて強まっている。
今回の事故が起こった地区では、以前にも清掃作業員が野良犬に襲われ、脚に重傷を負ったと住民が証言している。このため、住民からは事件後、野良犬への対策を早急に進めるよう自治体に求める声が出ている。
現地メディアによると、コタ市の行政責任者は、苦情を受けて捕獲した野良犬を施設へ運び、不妊・去勢手術を行ったうえで、通常は3~4日後に捕獲した地域へ戻しているとしている。一方、同市には現在、攻撃性の高い野良犬を恒久的に収容する専用施設がないという。市は600~700頭を収容できる施設を建設しており、完成まで7~8カ月を見込んでいる。不妊化後も人への危険を及ぼすほど攻撃的な場合、この施設で恒久的に収容する方針だとしている。
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