Hiroko Hamada
[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に続落し、前営業日比0.19%(126円55銭安)の6万5142円78銭で取引を終えた。中東情勢の緊張が続く中、原油高を背景としたインフレ警戒がくすぶり、相場全体の重しとなった。一方、前日の米市場で電線株が上昇した流れを受けて、東京市場でも同業株が大幅高となり、相場を下支えした。
日経平均は前営業日比0.28%安でスタートした後、プラスに転じ、前場中盤に一時0.8%(524円)高の6万5794円03銭まで上昇。ただ、どんどん水準を切り上げる展開にはならず、買いが一服した後は小幅安に転じた。後場は一進一退が続き、指数の明確な方向感はみられなかった。原油価格は上昇基調が続き、足元の米WTI原油先物は1バレル=94ドル台となっている。
物色面では、電線株が大幅高となったほか、エネルギー株も堅調だった。
市場では「為替がいったん落ち着きを見せていることや、自動車株が小じっかりとなっている点は、投資家の支えになっている」(極東証券経済研究所・代表取締役社長、佐藤俊郎氏)との声が聞かれた。
目先の日本株は引き続き金利や為替動向を見極めながらの展開となりやすく、「日米の中銀会合を経て市場が落ち着いてくれば、株は上方向を試していくのではないか」(佐藤氏)という。
TOPIXは0.09%安の4046.64ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.1%安の2087.18ポイントだった。プライム市場の売買代金は9兆2303億1900万円だった。東証33業種では、非鉄金属、石油・石炭製品、鉱業など16業種が値上がり。証券、商品先物取引、サービス、小売など17業種は値下がりした。
新興株式市場は東証グロース市場250指数が3日続落し、0.42%安の783.76ポイントだった。
個別では、古河電気工業が12%超高と大幅上昇。住友電気工業、フジクラも大幅高となった。半導体関連の一角は軟調で、アドバンテスト、キオクシアホールディングスは値下がり。
北陸地方を中心に食品スーパーを展開するアルビスはストップ高買い気配で終了。ライフコーポレーションが、アルビス株式を1株3780円で公開買い付け(TOB)すると前日に発表し、材料視された。
プライム市場の騰落数は、値上がり601銘柄(38%)に対し、値下がりが920銘柄(59%)、変わらずが33銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 65142.78 -126.55 65087.22 65,017.68
─65,794.03
TOPIX 4046.64 -3.69 4032.46 4,030.34─
4,075.97
プライム市場指数 2087.18 -2.16 2079.36 2,079.36─
2,102.35
スタンダード市場指数 1702.18 +2.51 1698.68 1,698.51─
1,708.86
グロース市場指数 1002.46 -4.35 1003.80 997.75─1,
009.79
グロース250指数 783.76 -3.30 784.44 779.15─78
9.65
東証出来高(万株) 230029 東証売買代金(億 92303.19
円)