[ブダペスト 8日 ロイター] - ハンガリーは8日、外交官にふさわしくない行動を取ったとして、同国に駐在するロシア外交官10人を国外退去処分にしたと発表した。ロシアは「極めて非友好的な行為」と非難し、報復を表明した。

ハンガリーのアニタ・オルバン外相は「国外退去処分とした外交官は、ウィーン条約の下で外交官に認められない活動に従事していた」と説明。同時に「この決定はロシアとの外交関係断絶を意味するものではない。ハンガリーは今後も必要な対話を継続する」とした。

ロシアのスタニスラボフ駐ハンガリー大使は「極めて非友好的な措置」と非難。「ハンガリーによる前例のない不当なエスカレーションで、相応の対応を受けることになる」と警告した。

ロシア国営メディアによると、ロシア外務省は報復措置を講じると表明。ハンガリーにとって「極めて厳しく、痛みを伴うものになる」とした。

ハンガリーでは、ビクトル・オルバン前首相が率いた親ロシア路線の前政権が2022年のロシアによるウクライナ全面侵攻開始後もロシアとの緊密な関係を維持していた。今年4月の総選挙を受けオルバン政権が退陣した後に成立したマジャル現政権は、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)寄りの路線を取り、オルバン前政権下で損なわれた同盟国との信頼関係の修復を目指す方針を示している。

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