[6日 ロイター] - レバノン保健省は6日、イスラエル軍が同国南部を攻撃し、女性3人を含む計7人が死亡したと発表した。イスラエルは同国軍が占領する地域へのイスラム教シーア派組織ヒズボラによるドローン(無人機)攻撃に対する報復攻撃だとしている。
イスラエルが6月に米国が仲介してヒズボラとの間で停戦に合意したにもかかわらず、イスラエル軍は「安全保障地帯」と宣言されたレバノン南部の緩衝地帯で攻撃を続けている。5日にはレバノン南部全域で避難警告をせずに空爆し、4人が死亡、23人が負傷した。
レバノン保健省によると、イスラエル軍の攻撃で同軍が占領している地域の端にある町で男性2人、占領地域よりかなり北に位置するアラブ・サリムでも女性2人がそれぞれ死亡し、ナバティエ・アル・タフタではイスラエル軍のドローン攻撃で3人が犠牲になった。
イスラエル軍は現地時間午前6時(GMT0300)に、アラブ・サリムにある建物付近の地域に対し、ヒズボラが使っている建物を攻撃するとしてオンラインで避難するように警告していた。この攻撃では6人が負傷し、うち2人は少女だった。
レバノン大統領府は、イスラエルの攻撃が病院を破壊し、財務省の建物を損傷したとして、「純粋な民間行政機関および医療施設」を標的とした「危険な事態の悪化」に当たると非難。その上で「ジョセフ・アウン大統領は、現在起きている事態の悪化はイスラエル側に全責任があると指摘し、米国および国際社会はこうした違反行為を阻止し、加害者に責任を問うための措置を直ちに講じるよう求めた」と説明した。
イスラエル軍は、攻撃対象にはヒズボラの武器貯蔵施設や、かつて病院として使われていた建物内の指令所などが含まれていたと主張。民間人への被害を最小限に抑えるため、精密な誘導弾や航空機からの監視を活用したと訴えた。