キューバのハバナで7日、動物虐待の一掃を求めるデモに数百人が参加し、平和裏に行進した。ペット同伴でプラカードを掲げた参加者らは、動物保護法の制定を求め、「動物虐待一掃」と連呼しながら市中心部のベダドを行進した。

アナリストや参加者は、共産党政権が一般市民のデモ実施を許可したことは、依然制限範囲内でありながらも当局が意見や要求の表明に一段と寛容になっていることを示している可能性があると指摘した。当局は現在も、反対勢力のデモ実施の動きを取り締まっている。

一部のデモ参加者らは、今回許可されたデモが人間でなく動物の擁護に関するものだったことは皮肉だが、これはさらなる自由の試金石になる可能性があると話した。

キューバでは、物理的な公共の場は依然厳しく規制されているが、インターネットへの接続により市民がバーチャル空間で活動する範囲は拡大している。7日のデモ参加者からは、今回の行進実現が、ウェブ上と同じく路上でもデモを展開できるようになったことを示すものであってほしいとの声が聞かれた。

[ハバナ 7日 ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます