Idrees Ali
[ワシントン 31日 ロイター] - ドリスコル米陸軍長官がホワイトハウスに辞表を提出したと、事情に詳しい関係者がロイターに明かした。ドリスコル氏はヘグセス国防長官と対立していたとされる。
ドリスコル氏が実際に辞任すれば、ヘグセス長官の下で、国防総省で解任されたり辞任に追い込まれたりした高官の最新の事例となる。ホワイトハウスが辞表を受理したかどうかは不明。陸軍はコメントを控えている。
関係者は「ドリスコル氏は陸軍の変革と即応態勢を巡る懸念、そしてその推進を担っていた将官たちをヘグセス氏が解任し妨害している問題を、政権内で提起していた」と述べた。
ホワイトハウスのケリー報道官は「ドリスコル氏は、歴史的な軍事作戦での卓越した指導力の発揮、即応性と殺傷力の重視への回帰、ロシアとウクライナの交渉支援などを通じて、陸軍省でトランプ大統領の『米国を再び強く』の政策課題を推進する上で極めて有能な働きをしてきた」と述べた。
匿名を条件に語ったある米政府当局者によると、ヘグセス氏はドリスコル氏を組織内での脅威と見なしており、以前から排除したいと考えていた。ただ、ドリスコル氏はバンス副大統領と関係が深いため、ヘグセス氏にとって解任は難しかったという。