David Lawder Leika Kihara

[アッシュビル (米ノースカロライナ州)30日 ロイター] - ベセント米財務長官は30日、ロイターのインタビューに応じ、米国債市場の不安定化に対する懸念に取り合わず、こうした懸念は米国経済の強さを見落としていると述べた。

「まず第一に、債券市場の混乱がどこにあるのかよく分からない」と述べ、今年の米債券市場は他市場と比較して「最良のパフォーマンス」を示していると主張。米国は巨額の財政赤字を抱えながらも成長を続けており、多くの先進国よりも強固な立場にあると訴えた。

主要な米国債利回りはこの1週間、ほぼ横ばいで推移。投資家は米財政見通しに対する懸念と、堅調な成長の兆しとの間でバランスを取った。

ベセント氏は、イラン紛争に起因するエネルギー価格の上昇やインフレ圧力によって利回りが押し上げられていたと指摘。これらの要因は時間の経過とともに薄れていくと見込んでいる。利回りの上昇は米国経済への自信を反映しているとも付け加えた。

また、米財務省が国債買い戻しを拡大するという予想外の決定について、この措置が市場をゆがめるといった見方を退けた。

海外でのより大規模な介入に触れ、ドラギ総裁時代の欧州中央銀行(ECB)の政策や、日本銀行による長年にわたる積極的な国債買い入れについてはこれほどの批判は浴びていなかったと強調。「マリオ・ドラギ氏が欧州で同様の措置を講じた際、問題視されることはなかったようだ」とし、「日本が自国の債券市場の半分を買い上げた際も、問題視されることはなかったようだ」と語った。

国債買い戻しプログラムは、取引量が減少する8月に高まりがちな市場のボラティリティーを抑制することを目的としたものだと説明。「私の仕事は市場の動きを緩やかにし、市場が無秩序な状態に陥らないようにすることだ」と話した。

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