[31日 ロイター] - 英銀大手バークレイズは、米連邦準備理事会(FRB)が9月に25ベーシスポイント(bp)の利上げを行い、12月にも利上げを行うと予想していると発表した。
FRBのウォーシュ議長が28日、米経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」での講演で、よりタカ派的な姿勢を示唆したことを受けたもの。
ウォーシュ氏は講演で、基調的なインフレ率が目標の2%に向かって鈍化しているとの確信が得られなければ、FRBには「やるべき仕事がある」と述べ、物価上昇圧力の抑制に向けて追加利上げが必要となる可能性をこれまでで最も明確に示唆した。
バークレイズは、講演の内容が「著しくタカ派的」であり、ウォーシュ氏が明確なフォワードガイダンスの提供に引き続き反対しているにもかかわらず、さらなる金融引き締めを暗に示唆するものだったと指摘した。
バークレイズはさらに、月次インフレ指標はウォーシュ氏が重視する長期的な指標よりも「はるかに緩やかな」水準にとどまると依然として予想しているものの、「年末にかけては、好ましくないベース効果により、そうした指標の進展が阻害される」との見方を示した。
バークレイズは以前、FRBが今年末まで金利を据え置くとの見通しを示していた。
金融市場ではウォーシュ氏の発言を受けて9月利上げ観測が強まり、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は約60%となった。