[ジャクソン・ホール(米ワイオミング州) 28日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長は28日、米西部ワイオミング州で開かれている年次シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演を行った。ウォーシュ氏のジャクソンホール会議での講演はFRB議長として初めて。講演の要旨は以下の通り。

*基調インフレ率が目標に向かっていると確信できなければ「まだやるべきことがある」

*金融環境を引き締め的と表現するのは「難しい」

*個人消費は健全で、労働市場は安定している

*今夏のインフレ指標は予想より良好だったが、基調的なトレンドが大きく変化したことを示しているとは言えない

*現在最も重視すべきなのは物価だ

*7月会合では「かなりの多数」が様子見を選択するのが賢明だと判断した

*経済全体のパフォーマンスには感銘を受けており、一段と強まっているように見える

*信用市場や融資市場では、金融政策による抑制効果を示す兆候はほとんど見られていない

*賃金の伸びは緩やかだが、将来のインフレを占う信頼性の高い指標ではない

*インフレ期待は中期的にみておおむね安定しているように見える

*市場価格は、FRBが物価安定を実現するとの信認を示している

*企業の設備投資は急速に拡大している

*設備投資や企業収益を巡る高い成長期待の影響を見極めることが重要だ

*インフレ期待は安定している間は持続的に見える傾向があるが、そうでなくなることもあるため、注意深く監視する必要がある

*FRBのPCEインフレ率2%目標は揺るぎないものであり、物価安定を実現することがFRBの責務だ

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。