Dan Peleschuk Anna Pruchnicka
[キーウ(キエフ) 28日 ロイター] - ロシアは28日、ウクライナの首都キーウと周辺地域を無人機(ドローン)で波状攻撃し、倉庫や住宅に被害を与えた。攻撃は2日連続。ウクライナ当局者は住民の生活を混乱させる狙いがあるとの見方を示した。
キーウ州軍事行政トップ、ティムール・トカチェンコ氏によると、キーウ郊外で少なくとも1人が死亡した。倉庫施設14カ所、住宅16棟、集合住宅3棟が被害を受けた。
ウクライナの民間宅配大手ノバ・ポシタによれば、キーウ近郊と北部スムイにある同社の荷物仕分け拠点が破壊された。
南東部ザポリージャでは、ロシアのドローンが大手ホームセンター、エピセンターに突入し、少なくとも4人が負傷した。ザポリージャ州軍事行政トップ、イワン・フェドロフ氏が明らかにした。
<キーウ「まひ」が狙い>
ウクライナ国家非常事態庁によると、ロシアは過去24時間にキーウ州を38回攻撃した。
今回の攻撃は、前日の攻撃で生じた混乱を長引かせる狙いがあったとみられる。27日の攻撃では複数の地域で列車に遅れが生じ、乗客が長時間足止めされた。
国家安全保障・国防会議傘下の偽情報対策センター(CCD)の責任者アンドリー・コバレンコ氏は「敵はキーウをまひさせるため、ジェット推進式ドローンを少数ずつ波状的に発射している」と述べた。「防空能力と住民を消耗させることが狙いだ」とした。
<小売・物流施設を再び攻撃>
ロシア軍は北東部ハリコフのショッピングセンターも攻撃したとテレホフ市長が明らかにした。ハリコフで同様の攻撃があったのは2日間で2度目という。
また、ロシアのドローン攻撃により、キーウ州にある大手書籍販売会社の倉庫が破壊された。