[リマ 27日 ロイター] - ペルー国家防災庁は26日遅く、同国に降雨と予想外の気温上昇をもたらしているエルニーニョ現象により、気候変動の影響を受けやすい国内各地域で約120万人が危険にさらされる恐れがあると発表した。

国家防災庁のルイス・バスケス長官は、エルニーニョ現象が11月から強まり、この気象現象による被害が最も深刻になると見込まれる少なくとも10の地域の町やコミュニティーで洪水や土砂崩れを引き起こす恐れがあると警告。「エルニーニョの影響を受けた全ての地域の過去のデータに基づくと、約120万人に影響が及ぶ可能性がある」と説明した。

エルニーニョの影響に最もさらされやすい地域には、農業を主産業とする北部の州が連なっており、経済的損失への懸念が高まっている。

バスケス氏によると、国内で嵐の影響を最も受けがちな「危機的地点」536カ所が特定され、予防措置が講じられている。エルニーニョの影響は国内沿岸部での降雨や洪水を引き起こすだけでなく、アンデス山脈南部の地域で干ばつを招く恐れもあることから、政府は降雨や洪水のリスクを理由に796の地区で、また水不足を理由に607の地区で非常事態宣言を発令したと付け加えた。

先週、エルニーニョに伴う豪雨により、首都リマの一部で住宅が浸水したほか、南部では道路交通がまひして貨物トラックや旅客バスが長蛇の列を作って立ち往生し、南部の世界遺産マチュピチュへのアクセスも遮断された。

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