[ブリュッセル 27日 ロイター] - ポーランドのザレフスキ国防副大臣は27日、ベルギー首都ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部で記者団に「ポーランドは自国領内に核弾頭を配備することを望んでいないということを、極めて明確かつ率直に申し上げたい」と述べ、米軍の将来的な駐留拡大に核戦力が含まれる可能性について否定的な考えを示した。
ザレフスキ氏は「ポーランドはNATOの核抑止に参加したいと考えており、それは自国領内に核弾頭を持つことを意味しない」と強調した。
一方で同氏は、ポーランドは米国の「戦力態勢見直し」の枠組みの下で、米軍の恒久的な駐留拡大を望んでいると説明。トランプ米大統領が今年、ポーランドへの追加派兵の可能性について発言したことにも言及した。
米政府は6月、欧州に展開する米軍の配備態勢について6カ月間にわたる見直し作業を実施すると発表した。ロイターが確認した文書によると、この見直しでは少なくとも4つの選択肢がまとめられ、12月の期限に先立つ11月6日までにヘグセス国防長官へ提示される見通しだ。
ザレフスキ氏は「トランプ氏の決定は、欧州の安全保障を向上させるための手段と受け止めている。これは米国防総省の『NATO3.0』構想に沿うものだ。欧州諸国が通常戦力による防衛を担い、米国は欧州軍を支援する極めて重要な役割を維持することを意味する」と指摘した。
さらに「もちろん出発点となるのは、トランプ氏が世論に向けて発した、米兵5000人をポーランドに恒久的に駐留させるとのメッセージだ」と語った。
トランプ氏は5月、ポーランドに米兵5000人を追加派遣すると表明し、NATO加盟国を驚かせた。