David Shepardson David Lawder

[ワシントン 27日 ロイター] - カナダのマーク・ワイズマン駐米大使は27日、ロイターとの電話インタビューで、カナダの強固な自動車組み立ておよび自動車部品産業の存続が確保できる内容でない限り、米国との貿易協定は受け入れられないと表明した。米国との協議再開の時期については手がかりを示さなかった。

ワイズマン氏は「われわれはそうした能力をカナダ国内に維持する必要がある。これら産業の雇用も国内に残さなければならない。自動車産業はオンタリオ、ケベック両州で産業基盤の大きな部分を占めている」と説明。「カナダの立場から見れば、強固な自動車組み立て産業と部品産業を守ることは極めて重要だ」と語った。

トランプ米大統領は21日、貿易協議の決裂を受け、200億ドル相当のカナダ製品に対し50%の関税を課すよう指示した。協議では、中型・大型車両への関税引き下げを実施するかどうかなどの点で双方の意見が折り合っていない。

カナダ側は9月8日に200億ドル規模の報復関税を発動すると発表した。

ワイズマン氏は「交渉が前向きな進展を生み出している限り、われわれは対話を続ける。交渉を放棄するつもりはない。われわれには計画があり、決意もある」と述べた。最終的には合意に達すると楽観していると語り、「われわれも米国も、隣国関係から離れるわけではない」と語った。

また報復関税の対象は11月の米議会中間選挙を意識して選定したものではないと説明した。より強硬な措置を検討しているかとの質問に対しては「すべての選択肢を維持する」と述べた。

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