[ニューヨーク 27日 ロイター] - 米国株式市場は反発し、ナスダック総合がアウトパフォームした。半導体大手エヌビディアが示した強気の売上高見通しが人工知能(AI)ブームの勢いを改めて示し、ハイテク株の買いを後押しした。

エヌビディアは力強い業績見通しが投資家の高い期待に応えたことを受けて8.7%上昇。AIインフラ構築の中核を担う企業の著しい成長が続く中、ハイテク株高にはまだ上値余地があるとの見方が強まった。

イートロのグローバル市場ストラテジスト、レイル・アコナー氏は「エヌビディアの決算はAIブームの需要が枯渇していないことを示している。ただ、その成長を実現するコストと資本負担は増している」と指摘した。

フィラデルフィア半導体指数は2.3%上昇。S&P総合500種の主要11業種では情報技術が3.4%高と上昇率トップだった。

顧客管理ソフトウエア大手のセールスフォースは22.6%急伸。通期の売上高と利益見通しを引き上げるとともに、アンソロピックのAIモデル「クロード」を統合した新たなプラグインを投入したことを好感した。

サイバーセキュリティーソフトウエアを手がけるクラウドストライクも20.5%高。第2・四半期の利益が市場予想を上回ったほか、通期売上高見通しを上方修正した。

セールスフォースとクラウドストライクの決算は、高度なAIツールが従来のソフトウエア業界を一変させかねないとの懸念を和らげ、売り込まれていたソフトウエア株への買い意欲が強まった。サービスナウやパロアルト・ネットワークスも上昇した。

一方、20億ドルの転換社債発行を発表したモデルナは4.6%安。

ヒューレット・パッカード(HP)は第3・四半期にパソコン(PC)部門の出荷台数と利益率が低下したことを嫌気し、3%近く下落した。

エヌビディアの決算発表を通過したことを受け、市場の関心はウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長が28日に経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で行う講演に移る。

この日はFRB当局者2人がインフレ見通しに懸念を表明し、利上げを支持する立場を改めて示した。 

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.02対1の比率で上回った。ナスダックでは1.11対1で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は149億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 53569.44 +105.56 +0.20 53613.66 53707.62 53345.62

前営業日終値 53463.88

ナスダック総合 26541.35 +411.16 +1.57 26356.98 26553.90 26273.87

前営業日終値 26130.20

S&P総合500種 7730.99 +55.29 +0.72 7710.34 7741.27 7689.89

前営業日終値 7675.70

ダウ輸送株20種 21440.27 -142.79 -0.66

ダウ公共株15種 1086.21 -8.90 -0.81

フィラデルフィア半導 11882.17 +270.93 +2.33

VIX指数 14.51 -0.70 -4.60

S&P一般消費財 1902.43 -19.53 -1.02

S&P素材 671.40 -4.79 -0.71

S&P工業 1511.85 -12.74 -0.84

S&P主要消費財 931.47 -14.19 -1.50

S&P金融 961.94 -5.63 -0.58

S&P不動産 284.45 -2.65 -0.92

S&Pエネルギー 946.15 -3.50 -0.37

S&Pヘルスケア 1997.65 -22.16 -1.10

S&P通信サービス 451.40 -3.40 -0.75

S&P情報技術 7029.94 +231.17 +3.40

S&P公益事業 436.96 -3.31 -0.75

NYSE出来高 10.88億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 66235 + 85 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 66230 + 80 大阪比

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