[モスクワ 25日 ロイター] - バチカン(ローマ教皇庁)のギャラガー外務局長(外相、大司教)は25日、モスクワでロシアのラブロフ外相と会談し、ウクライナ戦争の終結を訴えた。バチカンとロシアの当局者による対面での会談は5年ぶり。
ギャラガー大司教は、(既に)4年半に及んでいるロシアとウクライナの戦争が続く限り、日々「新たな犠牲者が生み出され、将来の和解がますます困難になっている」と指摘。
会談後にラブロフ氏と臨んだ共同記者会見で「したがって、紛争を終わらせ、その先を見据えることが急務かつ必要だ」と述べた。
また、会談ではウクライナ和平に向けた道筋について協議し、戦争の影響を受けた子どもたちのケアといった人道問題で協力することで合意したと説明した。
さらに、バチカンは戦争を終わらせるため「対話に貢献し、その場を提供することで、精神的、外交的、人道的に強力な支援を続けていく」と述べた。
ギャラガー大司教が前回ラブロフ氏との会談でモスクワを訪れたのは、戦争前の2021年だった。
ローマ教皇レオ14世はこれまで繰り返しウクライナ紛争の終結を呼びかけており、8月9日に行ったお告げの祈りの講話では、「子どもを含む民間人がますます犠牲となっている」と憂慮を表した。