Timothy Gardner
[ワシントン 25日 ロイター] - トランプ米大統領はサウジアラビアとの民生用原子力協定案を米議会に送付した。ただ、サウジがイスラエルとの関係を正常化することが承認の条件になるとの立場を維持している。米政権当局者が25日、ロイターに明らかにした。
両国が今年7月に合意した同協定は、米企業がサウジに民生用原子力技術を輸出することを可能にする内容。当局者によると、24日に議会に送付された。
議会は同協定について90会期日以内に審議する必要があり、議会送付によってトランプ氏がどのように自身の取り組みを推進できると考えているかは不明だ。
当局者は「サウジがアブラハム合意に参加しなければ協定は進展しないとする大統領の立場に変わりはない」と述べた。アブラハム合意は、米国の仲介でイスラエルとアラブ・イスラム諸国が関係を正常化する枠組み。
外交筋によれば、サウジは2023年にイスラエルとの関係正常化に近づいているとみられていたが、同年10月に始まったイスラエルによるパレスチナ自治区ガザでの戦闘によって状況が一変した。
サウジはイスラエルを承認する前提として、パレスチナ国家樹立に向けた不可逆的な道筋を要求している。