Mariam Sunny Siddhi Mahatole

[25日 ロイター] - 米ペンシルベニア州保健当局は25日、同州の住民2人が麻疹(はしか)で死亡したと明らかにした。今年、米国内ではしかによる死亡例が確認されるのは初めて。ワクチン接種率の低下を背景に、今年に入って国内で確認さ​れたはしかの症例は2777人‌と、30年超ぶりの高水準に達している。

ペンシルベニア州保健省によると、死亡した2人はいずれもランカスター郡の住民で、ワクチン接種を受けていなかった。プライバシー保護を理由に詳細は公表されていない。

同州は今年に入ってから最もはしか感染が広がっている州の一つで、これまでに28の郡で393件の症例が確認されている。今回は同州で35年ぶりに記録されたはしかによる死亡事例となった。

トランプ米大統領は10日、子どもに推奨する予防接種を11種に削減することを求める大統領令に署名。「最も深刻で‌危険な病気に対する11種類のコアワクチンのみを子どもの予防接種推奨の『ゴールドスタンダード』とする。加えて、はしか・おたふく風邪・風疹の混合ワクチン(MMRワクチン)についても認めるが、​これは分割されることが望ましい」と発言していた。

ケネディ厚生長官は数十年にわたり、MMRワクチンなどが自閉症のリスク増加と関連していると主張。一方で科学者たちはこの主張を否定している。

ペンシルベニア州のシャピロ知事は25日、州内のはしか流行を巡り連邦政府の支援を提供するというケネディ氏からの申し出を断ったと明らかに。記者会見で「私は彼の行動やこの政権から発せられる言説が社会に悪影響を及ぼしていることをはっきりと伝えた」と述べた。

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