[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国株式市場は、主要3指数が上昇して取引を終えた。人工知能(AI)関連の主力銘柄エヌビディアの決算発表を週内に控え、ハイテク株が反発したほか、原油価格と債券利回りの低下も投資家に安心感を与えた。

この日の上昇は、最近の債券市場の混乱で生じた投資家の懸念を和らげる可能性がある。また、歴史的に株価が軟調となる月である9月に向けて地合いを整える助けにもなり得る。

原油価格が1週間ぶりの安値に下落したほか、市場が米財務省による国債買い戻し拡大の影響を精査する中、米国債市場では長期債を中心に利回りが低下した。

メリルとバンク・オブ・アメリカ・プライベート・バンクで市場戦略責任者を務めるジョー・クインラン氏は「債券市場、地政学、原油相場などさまざまな要因がせめぎ合っている」とした上で、「われわれは今後12─18カ月の米経済の見通しについてかなり前向きに捉えており、市場についても前向きにみている」と述べた。

企業業績主導の相場上昇にとって、26日に発表される半導体大手エヌビディアの決算が次の試金石となる。成長鈍化の兆候が見られれば、割高な株価水準やAIブームによる追い風の持続性を巡る懸念が再燃する可能性がある。

この日は大半の超大型株が上昇し、エヌビディアは2.2%、メタは2%近く、それぞれ上昇。半導体のマイクロンは2.5%高、前日に2.7%下げていたフィラデルフィア半導体指数は1.4%高で取引を終えた。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は投資判断引き上げを好感して4.9%上昇。

バイオ医薬品のモデルナは目標株価引き上げを受けて14%超急伸した。

一方、スポーツ用品販売のディックス・スポーティング・グッズは通期業績見通しの引き下げを嫌気して30.7%急落。ナイキも下落した。

小売り大手ターゲットは3.8%安。「ブラックフェイス」を連想させるとして批判されたハロウィーンのコスチュームについて謝罪し、販売を中止したことを受け、ブランドの失策への懸念が再燃した。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.71対1の比率で上回った。ナスダックでも1.76対1で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は143億2000万株。直近20営業日の平均は164億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 53577.40 +160.24 +0.30 53594.92 53675.32 53386.37

前営業日終値 53417.16

ナスダック総合 26151.30 +171.11 +0.66 26148.71 26225.83 26034.35

前営業日終値 25980.19

S&P総合500種 7677.28 +24.42 +0.32 7676.66 7686.11 7650.92

前営業日終値 7652.86

ダウ輸送株20種 21455.62 +24.46 +0.11

ダウ公共株15種 1089.90 +0.61 +0.06

フィラデルフィア半導 11588.04 +164.87 +1.44

VIX指数 15.45 -0.40 -2.52

S&P一般消費財 1933.89 -5.21 -0.27

S&P素材 676.35 +2.39 +0.36

S&P工業 1508.44 -4.60 -0.30

S&P主要消費財 949.49 -8.31 -0.87

S&P金融 968.66 +1.69 +0.18

S&P不動産 288.67 +0.28 +0.10

S&Pエネルギー 947.08 -16.36 -1.70

S&Pヘルスケア 2040.46 +6.65 +0.33

S&P通信サービス 458.06 +2.11 +0.46

S&P情報技術 6773.95 +65.63 +0.98

S&P公益事業 438.22 +0.91 +0.21

NYSE出来高 10.54億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 66060 + 120 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 66060 + 120 大阪比

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