Shariq Khan
[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国時間の原油先物は3%超下落し、1週間ぶりの安値で取引を終えた。米国が発表した対イラン制裁について、市場では軍事的な緊張の高まりに比べれば原油供給に及ぼす影響は小さいとの捉え方が広がった。
清算値は、北海ブレント先物が3.59ドル(3.9%)安の1バレル=88.58ドルと、8月14日以来の安値。米WTI先物は2.65ドル(3.1%)安の82.36ドルと、8月13日以来の安値を付けた。
米トランプ政権は24日、イランとビジネス関係を持つ国々に対して関係を断つよう警告し、応じなければ二次制裁の対象にすると表明。ただ、ベセント米財務長官は具体的にどの国が対象になるか、いつ制裁が発効するのかについては明言を避けた。
サクソバンクのコモディティー(商品)戦略責任者、オーレ・ハンセン氏は、米国とイスラエルが仕掛けた対イラン戦争での戦略が、軍事衝突から経済的圧力へとシフトしたことで、原油市場の不安感が幾分和らいだと指摘。米政府による今回の制裁発表は、一部の市場関係者が予想していたほど強力な内容ではなかったとの見方を示した。