Helen Clark Shivangi Lahiri
[パース 25日 ロイター] - 豪エネルギー大手ウッドサイド・エナジーは25日、長期的な排出削減目標と2030年までに予定していた50億ドルのクリーンエネルギー投資計画を撤回し、中核の石油・ガス事業に注力すると表明した。
同時に発表した上半期利益は7%増の13億3000万ドルとなり、市場予想の13億2000万ドルをわずかに上回った。
リズ・ウェストコット最高経営責任者(CEO)は決算説明会で、投資の焦点を明確にし、28年から3億5000万ドルのコスト削減を図る計画の一環として、米テキサス州にあるクリーンエネルギー資産「ボーモント・ニュー・アンモニア」について戦略的見直しを行うと述べた。
30年の排出削減目標の達成に向けて順調に進んでおり、直接排出削減への取り組みは維持するものの、自社製品の使用に伴う排出量を対象とするスコープ3の目標については削除するという。
「これらの目標は異なる市場環境の下で設定されたものだ」とウェストコット氏は説明した。
その後ロイターの取材に応じた同氏は、クリーンエネ投資を経済的に成立させようとしたが失敗したと説明。「市場を注視しているが、30年までに50億ドルを投資する見通しは立っていない」と語った。
同社は1株当たり0.57ドルの中間配当を発表。前年は0.53ドルだった。
また、7月に下方修正していた26年の生産見通し(1億7400万─1億8500万石油換算バレル)を据え置き、26年の設備投資計画(40億─45億ドル)を再確認した。
MSTマーキーのアナリスト、ソール・カボニック氏は、中核事業への注力を歓迎しつつも、アンモニアプロジェクトの売却は「困難」になる可能性があると述べた。