Daniel Flynn Anna Pruchnicka
[キーウ 24日 ロイター] - 英国とフランスの首脳はウクライナの独立記念日を祝う「有志連合」の会合で、機密技術へのアクセスや防空ミサイルの迅速な供給など、ウクライナにより強力な軍事支援を提供することを約束した。
就任後初めてキーウを訪れている英国のバーナム首相は、ロシアの空爆に対するウクライナの防衛力を強化するために「できる限りのことを行う」よう呼びかけた。
これに先立ち、ウクライナのゼレンスキー大統領は演説で、同国は和平を望んでいるものの、どのような代償を払ってでもロシアに屈するつもりはないと強調した。
ニューヨークの国連本部では、数十カ国が共同声明を発表し、ウクライナの主権と領土保全への支持を再確認するとともに、ロシアに対し、全面的かつ無条件の即時停戦を受け入れるよう求めた。
英国は24日、ロシア奥深くへの攻撃が可能な長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」の独自生産を開始できるよう、機密技術へのアクセスをウクライナに許可すると発表。フランスはすでに、この欧州製ミサイルの技術ライセンス供与に同意している。
これに対し、ロシア大統領府は、英国の決定は「火に油を注ぐ」ものだと非難した。
また、テレビ会議システムを通じて会合の共同議長を務めたフランスのマクロン大統領は、ここ数週間のウクライナの都市に対する一連攻撃が迎撃ミサイルの供給を加速させる必要性を示しており、フランスもその役割を果たすと表明。「われわれが供給を加速させることは非常に重要だと考える」と述べ、ロシアの威嚇に屈しないよう各国に求めた。「私にとって肝心な点は極めて明確だ。冷静さを保ち、前へ進むことだ」とした。
ゼレンスキー大統領は、冬を前にロシアがエネルギー関連インフラへの攻撃を再び強化するとみられる中、有志国に対して防空関連の支援パッケージを供与するよう要請。また、2026年のウクライナの防衛部門に必要な資金の不足分270億ユーロを補うため、パートナー国に協力を求めた。