<為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。トランプ米政権によるイラン制裁の拡大と、対カナダ関税の発表を受けた動きとなった。一方、カナダドルは急落した。米トランプ政権は24日、新たな対イラン制裁を発表し、イランとのビジネス関係を維持する国や団体に対する二次制裁の対象を拡大した。 ドルはこの発表を受けて上げ幅を拡大した。主要6通貨に対するドル指数は0.17%高の98.99。ユーロは0.14%安の1ユーロ=1.1663ドル。 貿易摩擦の激化を受けてカナダドルは下落。対米ドルで0.61%安の1米ドル=1.385カナダドルとなり、下落率は6月17日以来最大となった。トランプ米大統領は24日、2027年1月1日から、カナダ産の自動車やトラック、自動車部品、鉄鋼に対する関税を50%に引き上げると表明した。 英ポンドは0.06%安の1ポンド=1.3632ドル。22日に付けた6カ月ぶり高値の1.3675ドル付近を維持した。 円は対ドルで0.13%安の1ドル=159.13円。 暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.05%高の7万8993.42ドル。前週は約3年半ぶりの大幅な週間上昇率を記録した。 米財務省は先週、長期債の流動性支援を目的とした買い戻しオペの規模を2倍に拡大すると発表した。これに関してCNBCは24日、財務省高官2人の話として、ベセント長官は短期証券(Tビル)を発行する代わりに、「財務省一般勘定(TGA)」を使って国債の買い戻しを賄う可能性があると報じた。 この報道を受け、ドルは一時上げ幅を縮小し、長期債利回りも低下した。 ただ、金利上昇圧力を和らげるための米財務省による買い戻し拡大は、結果的にドル安を招くとの懸念も高まっている。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 米金融・債券市場では、国債利回りが低下した。原油価格が下落する中、米財務省が国債買い戻し拡大の資金に「一般勘定」を利用する可能性があるとの報道が材料となった。
CNBCは24日、財務省高官2人の話として、ベセント長官は短期証券(Tビル)を発行する代わりに、「財務省一般勘定(TGA)」を使って国債の買い戻しを賄う可能性があると報じた。ベセント氏は先週、財務省による国債買い戻しの規模をさらに拡大する可能性があると発言。多くの投資家はこの発表に不意を突かれた。 TDセキュリティーズの米金利ストラテジスト、モリー・ブルックス氏は、買い戻しは本来キャッシュニュートラルで、これまでは新規発行を通じて資金調達されてきたため、今回の動きは転換点となるだろうと指摘。「財務省が計画をこれまでより速いペースで変更しているという見出しが今後も続けば、その規則的かつ予測可能な性質が損なわれることで、長期的には米国債のタームプレミアム(期間プレミアム)は押し上げる可能性がある」と述べた。
市場は物価圧力が緩和しているかを見極める手がかりを得ようと、26日発表の7月の米個人消費支出(PCE)価格指数に注目。さらに、ワイオミング州ジャクソンホールで28日に開催される年次経済シンポジウム「ジャクソン ホール会議」で、連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長がインフレに対しよりタカ派的姿勢を取る可能性を示すかどうかも注視している。 フェデラルファンド(FF)金利先物市場は、FRBが9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを実施する確率は44%、12月までの利上げ確率は78%との見方を織り込んでいる。 2年債利回りは横ばいの4.234%。 指標となる10年債利回りは3.99bp低下の4.698%。 2年債と10年債の利回り格差は46bpに縮小した。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> S&P総合500種とナスダック総合が反落。ハイテク株が売られ、下げを主導した。米国がこの日発表した新たな対イラン経済制裁に加え、週内に発表される半導体大手エヌビディアの決算やインフレ指標を見極めたいとの動きが広がった。
半導体株が売られ、フィラデルフィア半導体指数が下落。エヌビディアが2.9%安、マイクロン・テクノロジーが5.8%安、ブロードコムが2.6%安となり、S&P500情報技術指数を押し下げた。 人工知能(AI)データセンターに対する政治的な反発の高まりもハイテク株の地合いを圧迫した。 アクシオスが23日報じたところによると、テキサス州のアボット知事はデータセンター企業について「自ら墓穴を掘った」と述べ、地域社会の支持を得られず、反発を受けているのは当然だと指摘した。同知事は今月、州内の新規データセンタープロジェクトの承認を一時停止するよう当局に命じていた。 一方、金融株には買いが入り、JPモルガン・チェースが1.4%高、ビザが3%高でダウ工業株30種を下支えした。 米長期金利を巡る懸念を背景に、ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でウォーシュFRB議長が28日に行う講演に一段と関心が集まっている。 エヌビディアの四半期決算も重要な材料になる見込みで、成長鈍化の兆しが見られれば、割高感が意識されるバリュエーションへの懸念が再燃しかねない。 クエスター・キャピタル・パートナーズのリチャード・レイル最高投資責任者は「株式市場の片方の脚を安定させるにはエヌビディアの好決算が必要で、もう片方の脚を安定させるにはウォーシュ氏が金利について明確な見通しを示す必要がある」と述べた。 市場は26日発表の個人消費支出(PCE)統計も注視している。
トランプ米大統領は24日、カナダ産の自動車やトラック、自動車部品、鉄鋼に対する関税を2027年1月1日から50%に引き上げると表明した。nL6N44L0UL フォード・モーターは3.3%、ゼネラル・モーターズ(GM)は1.1%それぞれ下落。輸送大手JBハント・トランスポートも約5.7%下げた。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 米財務省による国債買い戻し計画の発表やドル安を背景に、テクニカル要因も重なり金相場は3カ月超ぶりの高値を付けた。
スポット金は1825GMT(日本時間午前3時25分)時点で0.8%高の1オンス=4639.49ドルとなり、取引中に5月14日以来の高値となる4680.70ドルを付けた。金先物12月限の清算値は0.4%高の4697.80ドルだった。
米国債利回りが安定し、やや低下したことも金相場の支援材料となった。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 米国時間の原油先物は1バレル当たり2ドル超下落した。直近の上昇を受けた投資家の利益確定売りが優勢となり、米政府による対イラン制裁強化も材料視されなかった。 清算値は、北海ブレント先物が2.22ドル(2.35%)安の92.17ドル。米WTI先物は2.05ドル(2.35%)安の85.01ドル。
米トランプ政権は24日、新たな対イラン経済制裁を発表し、イランとのビジネス関係を維持する国や団体に対する二次制裁の対象を拡大した。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 159.08/159.
13
始値 159.19
高値 159.23
安値 158.91
ユーロ/ドル NY終値 1.1662/1.16
65
始値 1.1663
高値 1.1674
安値 1.1656
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 98*15.0 5.2266
0 %
前営業日終値 97*23.5 5.2760
0 %
10年債(指標銘柄) 17時05分 99*13.0 4.7001
0 %
前営業日終値 99*03.5 4.7380
0 %
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*27.5 4.4064
0 %
前営業日終値 99*25.0 4.4240
0 %
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*00. 4.2380
63 %
前営業日終値 100*00. 4.2340
88 %
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 53417.16 +140.15 +0.26
前営業日終値 53277.01
ナスダック総合 25980.19 -200.26 -0.77
前営業日終値 26180.46
S&P総合500種 7652.86 -21.51 -0.28
前営業日終値 7674.37
COMEX金 12月限 4697.8 +17.2
前営業日終値 4680.6
COMEX銀 9月限 6859.4 ‐93.6
前営業日終値 6953.0
北海ブレント 10月限 92.17 ‐2.22
前営業日終値 94.39
米WTI先物 10月限 85.01 ‐2.05
前営業日終値 87.06
CRB商品指数 402.8926 ‐3.3427
前営業日終値 406.2353