[香港 24日 ロイター] - 中国・香港株式市場は下落して引けた。ハイテク大手アリババが新株発行を発表し、人工知能(AI)関連投資への懸念が再燃しハイテクセクターの重荷となった。
上海総合指数は0.6%安の3882.01、主力銘柄で構成するCSI300指数は1.2%安で終了。両指数とも約3週間ぶりの安値を付けた。
ハイテク関連が下げを主導し、深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」総合指数は3.2%安、上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」50指数は3.1%安となった。
このほか、CSI人工知能指数は4.4%下落、CSI半導体指数は1.7%下落した。
香港市場のハンセン指数は1.9%安、ハンセンテック指数は3.6%下落した。AIセクターは5%超急落した。
主力銘柄のアリババは一時10.5%急落し、約1カ月ぶりの安値を付けた。同社はAI関連の開発資金を調達するため、800億香港ドル(102億米ドル)規模の新株発行を発表した。価格は前週末終値を8.4%下回る水準で、香港市場での追加公募としては過去最大規模となる。
東亜銀行のストラテジスト、ジェイソン・チャン氏は「今回の新株発行は、規模と割引率の両面で市場にとってかなりのサプライズだ」と指摘。株式には希薄化圧力がかかるほか、激化するAI競争でどれだけのリターンが得られるのか、市場は改めて疑問を投げかけることになると語った。