Renju Jose
[シドニー 24日 ロイター] - 顧客の機密情報の不正使用を巡る問題に揺れるKPMGオーストラリア(会計事務所KPMGの豪法人)は24日、全体の約5%に相当する人員(パートナー27人と従業員約360人)を削減すると発表した。来年の市場環境は厳しくなるとの見通しも示した。人員削減の大半は、コンサルティング事業とビジネスサービス事業で実施する。
先月就任したばかりのKPMGオーストラリアのジョン・サムズ最高経営責任者(CEO)は「自らの失敗が生んだ課題と、信頼を再構築するために継続すべき取り組みを認識している」と述べた。
同社は、監査業務を獲得するため従業員が内部情報を利用したとする内部告発が3月に明らかになって以来、豪政府や大手顧客企業から厳しい目を向けられている。
豪会計業界では不祥事が続いており、豪政府は先月、大手会計事務所「ビッグフォー」であるKPMG、デロイト、EY、PwCの分割を検討していると表明した。
KPMGオーストラリアの2026年6月期の総収入は1%減の22億6000万豪ドル(約16億米ドル)だった。政府契約の喪失でコンサルティング収入が17%減少した。