Shariq Khan
[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米国時間の原油先物は2%超上昇し、約1カ月ぶりの高値で清算した。トランプ米大統領がイランを支援する国々に対する報復措置を警告したことを受け、中東産原油の供給を巡る警戒が再び強まっている。
清算値は北海ブレント先物が2.16ドル(2.4%)高の1バレル=93.78ドル、米WTI先物 9月限が2.00ドル(2.3%)高の87.83ドル。共に7月24日以来の高値となる。
イランを巡ってはトランプ米大統領が前日、イランに支援を提供する国は経済的な影響を受けると警告し、イランに「前例のない規模の経済戦争と孤立」をもたらすと表明。イラン外務省はこれについて「経済テロ」に当たると非難している。
ベセント米財務長官はこの日、イランに対し「史上最も厳しい制裁措置」を講じる方針を表明。イラン政権を「崩壊させる」とし、具体的にどのような行動を取るのか説明するために24日に記者会見を開くと明らかにした。
石油取引助言会社リッターブッシュ・アンド・アソシエーツは「米国による大幅な譲歩がない限り、こうした一段の圧力をかけられても、イランが主要な交渉カードであるホルムズ海峡の支配を手放す可能性は低い」と指摘。「原油相場は高値圏での推移が続く」との見方を示した。