Michael S. Derby
[20日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は20日、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でどのような政策行動を提言するかについて予断を持たずに臨む考えを示しつつも、経済動向を踏まえれば追加利上げがなお正当化されるとの見方を示した。
ムサレム氏は米CNBCとのインタビューで、金融政策は現在「緩和的」であり、インフレ調整後のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は「委員会が長期的に中立とみるべき水準を下回っている」と指摘。「金融環境もかなり緩和的だ」と述べた。
同氏は、インフレ率は依然として高過ぎるとし、基調的な物価上昇圧力は2%のインフレ目標に対して2.5─3%の水準にあると説明。「今後18カ月かけてインフレを2%に戻す必要がある」と語った。
ムサレム氏は、インフレを巡り連邦準備理事会(FRB)の前には二つの主要なシナリオが存在するとの見解を示した。一つはインフレが鈍化するシナリオ、もう一つは現行水準付近で高止まりするシナリオだ。インフレは鈍化しないとの見方から、7月下旬の会合で現行3.5─3.75%のFF金利の引き上げを主張したと明かした。
9月15─16日のFOMCで何を主張するかについては、データ次第だとした上で「全ての会合にオープンな姿勢で臨みたい」と述べた。
一方で「より緩やかな利上げの方が、後ずれして大幅かつ急激な利上げに追い込まれるより望ましく、混乱も少ない」との主張も改めて示した。