[シドニー 19日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)のハウザー副総裁は19日、インフレ上振れリスクが現実のものとなれば、再び利上げを余儀なくされるだろうと述べた。国内のインフレ率は依然として高すぎるとの認識も示した。

クイーンズランドで開催されたイベントで講演し、インフレに対する3つの上振れリスクとして、中東紛争、世界的なAI(人工知能)ブーム、生産性の低さを挙げた。

その上で「これらのインフレ上振れリスクが現実のものとなり、インフレの低下が見られない場合、われわれは再び利上げを行わざるを得ず、実際にそうするだろう」と述べた。

豪中銀は先週、2会合連続で政策金利を4.35%に据え置いた。根強いインフレ圧力を抑制するため、今年2月以降すでに75ベーシスポイント(bp)の利上げを実施していた。その結果、景気は減速し、インフレ指標は予想を下回り、住宅市場は中銀の想定以上に軟化している。

ハウザー氏は、消費と雇用の伸びに若干の減速が見られるものの、さらなる見極めが必要だと指摘した。

「これは不況ではない。恐慌でもない。だが、オーストラリアが過去に経験してきたよりもはるかに緩やかで、直近と比べてもかなり緩やかだ」と述べた。

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