[東京 19日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は大幅続落し、前営業日比2.57%(1736円48銭)安の6万5724円25銭となった。中東情勢への不安感で下落した米国株式市場の流れを受けて売り優勢となった。特に、指数寄与度が高い半導体関連株の下げが厳しく、指数は一時は前営業日比3.16%(2133円97銭)安の6万5326円76銭まで下落。その後いったん戻り歩調になったが、再び押し戻された。
・中東和平への期待が後退、原油価格が上昇。米債利回りの上昇が顕著なことで下落した米株の動きを嫌気。
・前日にフィラデルフィア半導体指数が約5%急落し、日本株も半導体関連株の下げが全体を先導。
・いったん下げ渋ったものの、前場終盤は再び売られる展開に。KOSPIが前日比5%を超す下げとなったことも影響。
・TOPIXは2.73%安の4027.35ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は5兆0059億3700万円。
・東証33業種では、医薬品を除いて総じて下落。
・個別ではキオクシアHDが大幅安となるなど半導体関連が軟調。トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループもさえない。半面、武田薬品工業が小高い。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが240銘柄(15%)、値下がりは1282銘柄(82%)、変わらずは34銘柄(2%)。
<野村証券 ストラテジスト 澤田麻希氏>
「SOXの大幅下落を受けた半導体株の動きが全体の下げに大きく影響した。ただ、VIX指数をみると投資家の不安心理はそれほど悪化しておらず、厳しい調整という感じではない」
「当面は原油高止まり、インフレ懸念による金利先高観が株価を抑える要因に。米経済統計などが注視される」
「予想上回った機械受注は評価できる。企業業績の好調が株価の下支え要因になるのではないか」