[18日 ロイター] - ロシアがカザフスタン産原油の輸出港をバルト海沿岸のウスチ・ルガ港から、黒海沿岸のノボロシースク港へと変更を進めていることが分かった。黒海における安全保障上のリスクが高まる中で、ロシア産原油をバルト海経由で輸出する能力を高める狙いがある。4人の情報筋が明らかにした。

カザフスタンはノボロシースクとウスチ・ルガの両港を通じて原油を輸出してきた。しかしこの件に詳しい情報筋によると、ロシアは8月下旬から少なくとも9月末まではカザフスタン産原油の全量を黒海経由に迂回させることを望んでいる。

この措置により、ロシアはウスチ・ルガ港でカザフスタン産原油を輸送していた分を、ロシア産原油の輸出に置き換えることが可能になる。またロシアによる侵攻後に戦闘を繰り広げているウクライナがロシアに対して、ドローン(無人機)で攻撃して安全上の懸念が高まっており、ロシアの輸出業者が黒海沿岸で原油を積み込むタンカーを確保することが困難な事情もある。

3人の情報筋によると、カザフスタン産KEBCO原油をウスチ・ルガ港で積み込む予定だった少なくとも2隻のタンカーが、ノボロシースク港へ迂回された。9月にはウスチ・ルガ港でのKEBCO原油の積み込みは今のところ予定されておらず、この措置によってウスチ・ルガ港で1日当たり約10万バレルをロシア産原油用に確保できるようになる。

ロシア、カザフスタン両国のエネルギー省はコメントの要請に即座には回答しなかった。

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