[ニューヨーク/ロンドン 18日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルは主要通貨に対しレンジ内で推移した。ここ最近の予想より軟調な経済指標を受け、市場は引き続き、米連邦準備理事会(FRB)のハト派的な動きを織り込んでいる。

7月の米雇用統計が予想外の雇用減となったことや、一連のインフレ指標で伸び鈍化が示されたことを受け、市場では9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が後退。市場が織り込む金利据え置きの確率は70%近くとなっている。

マネーコープの北米ストラクチャード商品部門責任者、ユージン・エプスタイン氏は「現在の水準、特にドル建て通貨ペアの水準は、前回のFOMCで見られた予想外のハト派的な姿勢、あるいは少なくともハト派と捉えられた内容を反映しているに過ぎない」と指摘。「これまで発表された消費者物価指数(CPI)はインフレを示唆せず、直近の雇用統計もインフレを示唆しなかった。そのため急にドル安が進み、それが大半の通貨ペアに反映されている」と述べた。

アナリストは今後のインフレ動向について慎重な見方を維持している。ホルムズ海峡が事実上封鎖された状態が続いていることや、米国とイランの対立がくすぶり続けていることが背景にある。シタデル・セキュリティーズの欧州・中東・アフリカ(EMEA)債券セールス責任者、ノーシャド・シャー氏は「過去5年間の大半でインフレは目標を上回って推移してきた。年率2%台後半のペースはFRBにとって許容範囲かもしれないが、供給ショックが絶え間なく起きている世界では、インフレ抑制の余地はほとんど、あるいは全くない」と述べた。

主要通貨に対するドル指数は0.09%高の99.63。

円は対ドルで0.08%安の1ドル=159.605円。7月末の日米協調介入による上昇分の半分近くを打ち消した。市場は追加介入の可能性と、来月の日銀金融政策決定会合に注目。同会合で日銀は利上げを決定するとみられている。

ユーロは前日に付けた約2カ月ぶり高値から小幅に下落し、直近では0.03%高の1.15760ドル。

英ポンドは対ドルで0.04%安の1.35356ドル。前日に付けた約3カ月ぶり高値をやや下回った。

ドル/円 NY終値 159.62/159.63

始値 159.69

高値 159.74

安値 159.44

ユーロ/ドル NY終値 1.1574/1.1577

始値 1.1575

高値 1.1588

安値 1.1572

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