[18日 ロイター] - 米国株式市場は主要3指数が続落して取引を終えた。半導体株が下落を主導した。中東を巡る不透明感が米国債利回りを数年ぶりの高水準に押し上げ、借り入れコストとインフレへの懸念を高めた。
中東和平への期待が後退し、原油価格が上昇したことを受け、米30年債利回りは2007年以来、10年債利回りは25年1月以来の高水準を付けた。
人工知能(AI)関連需要の急拡大を背景に上昇してきた銘柄が売られ、フィラデルフィア半導体指数は5%急落。借り入れコストの上昇により、投資家がハイテク企業の将来的な利益成長に対して支払ってもよいと考える価格水準が低下した。
NFJインベストメント・グループのポートフォリオマネジャー、バーンズ・マッキニー氏は「まるでドミノ倒しのように始まる。交渉が決裂し、それが原油価格の上昇につながる。そしてインフレ期待の高まりと債券利回りの上昇を招く」と指摘。その上で「債券利回りが上昇するたびに、ハイテク銘柄は不釣り合いに大きな打撃を受ける傾向がある」と述べた。
S&P総合500種の主要11業種では、情報技術の下落率が1.9%と最大だった。
個別銘柄では半導体株の下げが同指数の重しとなった。エヌビディアは2.3%安、メモリー半導体のマイクロン・テクノロジーは7%安。
このほかデータストレージ企業のサンディスクとウエスタンデジタルもそれぞれ9%と7.4%の大幅安となり、ラウンドヒル・メモリー上場投資信託(ETF)は8.8%急落した。
高成長セクターが売られた一方、ヘルスケアや主要消費財などディフェンシブセクターに資金がシフトした。投資家の不安心理を示す「恐怖指数」(VIX指数)は15.84と、今月4日以来の高水準で取引を終えた。
原油価格の上昇を受け、エネルギー株もアウトパフォームした。
ホームセンター大手のホーム・デポは第2・四半期の売上高が予想を上回ったものの、株価は0.1%下落した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.94対1の比率で上回った。ナスダックでも1.67対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は148億6000万株。直近20営業日の平均は168億8000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 53343.40 -116.38 -0.22 53354.43 53478.76 53256.34
前営業日終値 53459.78
ナスダック総合 26289.71 -355.20 -1.33 26346.88 26422.50 26266.68
前営業日終値 26644.91
S&P総合500種 7691.76 -53.30 -0.69 7700.04 7713.95 7688.63
前営業日終値 7745.06
ダウ輸送株20種 21495.23 -349.20 -1.60
ダウ公共株15種 1108.81 +0.09 +0.01
フィラデルフィア半導 11992.46 -628.54 -4.98
体
VIX指数 15.84 +0.65 +4.28
S&P一般消費財 1909.85 -8.14 -0.42
S&P素材 647.32 -6.03 -0.92
S&P工業 1551.78 -22.94 -1.46
S&P主要消費財 946.72 +9.96 +1.06
S&P金融 960.81 +4.32 +0.45
S&P不動産 284.31 -1.28 -0.45
S&Pエネルギー 972.35 +17.12 +1.79
S&Pヘルスケア 1976.16 +30.88 +1.59
S&P通信サービス 448.36 -2.94 -0.65
S&P情報技術 6895.57 -136.04 -1.93
S&P公益事業 445.61 -1.71 -0.38
NYSE出来高 11.60億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 66295 - 大阪比
1245
シカゴ日経先物9月限 円建て 66285 - 大阪比
1255