もっとも、生まれつき猫のような性格の犬もいる。例えば柴犬のように自立心が強い犬は、冗談交じりに「犬好きのための猫」と呼ばれることもある。

ひとりでいるのが好きな犬や、常に構ってもらうことを求めない犬が、そうした性格を同居猫から学んだとは限らず、単純に、それがその犬の性格なのかもしれない。

猫は必ずしも、犬の性格をそれほど大きく変えさせているとは限らない。それよりも、共有する環境で犬がどう行動するかに影響を与えている。子犬であれば猫の習性を身に着けるかもしれないが、成犬の場合は同居猫に対してもっと落ち着いた慎重な反応を示したり、猫を尊重する姿勢を見せたりすることが多い。

つまり、犬が「猫化する」現象は実際のところ、犬の社会的順応性の高さの表れと言えるかもしれない。

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