「この日(8月12日)、地球が重力を失うことはない。地球の重力は質量によって決まる。地球の重力消失は、核、マントル、地殻、海洋、陸水、大気の質量を合わせた地球というシステムが質量を失うという筋書きでしかあり得ない」

NASAは過去にも同じような説に対してコメントしたことがある。それでも8月12日が近づくにつれ、重力消失説が再浮上してSNSで拡散した。

ネットで噂が広まった「アンカー計画」については、ファクトチェックサイトのSnopesが1月に検証を行っていた。

Snopesはこの噂を「虚偽」と判断。信頼できる検索の結果、NASAのそうしたプロジェクトに関する情報の流出を裏付ける根拠は見つからなかったとしている。

Snopesによれば、この説はSNS投稿のコピペを通じて拡散したらしい。中には、NASAが7秒間の「重力異常」に対する備えを進めながら、その情報を一般には伏せていると主張するインスタグラム動画もあった。

問題の動画には、890億ドルとされる予算、死者数千万人という予測、選ばれた政府高官や専門家のみが地下施設で守られるといった主張など、衝撃的な内容が含まれていた。

8月12日はアイスランドやスペインなどで皆既日食が、アメリカやカナダ、ヨーロッパ、アフリカなどで部分日食が観測された。

NASAの声明はこの現象にも言及している。「皆既日食が地球の重力に異常な影響を及ぼすことはない。太陽や月の地球に対する重力は、地球全体の重力には影響しない。だが潮汐力には影響を及ぼす。これについては十分解明されており、数十年先まで予測できる」

NASAによれば、毎年現れるペルセウス座流星群も、この日から翌日にかけてピークを迎える。

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