突然、権力の中枢に現れた金髪の若い女性──アメリカで最近、ナタリー・ハープ大統領特別補佐官(35)が話題になっている。彼女はどうやって現在の地位に上り詰めたのか。過剰なほどの関心はむしろ、米政界の本質を物語っているのではないか。

「ワシントンの新たなアイドル」が注目されたのは8月半ば、民主党のジョン・オソフ上院議員が、トランプ米大統領は執務より、ハープと共に移動するのが好きだと、発言したことがきっかけだ。

トランプが2018年に署名した医療法案で命拾いしたと主張するハープは、右派メディアで活動した後、22年にトランプ陣営に加わった。

第1次トランプ政権でホワイトハウス副報道官を務め、21年1月の米連邦議事堂襲撃事件後に辞任したサラ・マシューズによれば、今やハープは「大統領が耳を傾ける」人物だ。トランプに届く情報やソーシャルメディアを管理し、トランプに対する思い入れは「尋常でない」という。

忠誠心を何より重視する政権
【関連記事】