Panu Wongcha-um Chayut Setboonsarng

[バンコク 6日 ロイター] - ミャンマー国軍トップから大統領に転じたミンアウンフライン氏は6日、公式訪問先のタイで手厚い歓迎を受けた。タイ政府は、内戦が続く隣国ミャンマーと東南アジア諸国連合(ASEAN)との関係再構築を後押ししようとしている。

2021年のクーデターで実権を握ったミンアウンフライン氏は、欧米諸国から制裁を科されている。軍部支持者で占められた議会により、4月上旬に大統領に選出されて以来、国際的な正統性の獲得を模索してきた。

バンコクでの式典では、軍楽隊が両国の国歌を演奏。ダークカラーのビジネススーツに身を包んだミンアウンフライン氏は、アヌティン首相とともにレッドカーペットの上を歩き、儀仗(ぎじょう)兵の閲兵を行った。

タイは、停滞するASEAN主導の和平計画をミャンマーに履行させることを期待し、「調整された関与」を進めている。ASEANはこれまで、ミャンマー指導部の首脳会議出席を認めてこなかった。

6日の二国間会合で、ミンアウンフライン氏は和平と経済成長の追求、ASEANとの関係改善を約束した。

「ミャンマーは民主主義の道を歩んでおり、より良い未来に向かっている」と強調した上で、「国際関係において、国民の利益と便益のために友好関係の強化に取り組んできたのと同様に、ASEANとのより良い関係の構築にも取り組んでいく」と語った。

ミンアウンフライン氏が大統領として海外を訪問するのは、中国、インド、ラオスに続く4カ国目。ASEANはミャンマーの選挙を承認しておらず、ミャンマーはASEANが提示した和平計画をおおむね無視している。

ASEANのミャンマー担当特使マリア・テレサ・ラサロ氏は先月、ミャンマーの和平計画の順守状況は依然として評価中であるとし、ASEANとの関係正常化は「まだ遠い」と述べた。

タイ政府が発表した声明によると、アヌティン氏はミンアウンフライン氏に対し、タイはミャンマーの友人でありパートナーだと伝え、「両国の国民に具体的な利益をもたらす」ための協力に自信を示した。

ミンアウンフライン氏は6日、アヌティン氏とともにビジネスサミットにも出席した。タイは資源豊富なミャンマーとの経済関係の再活性化を目指しており、ホテル、銀行、製造業、エネルギー分野での事業を通じて、ミャンマーへの主要な投資国の一つとなっている。

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