Mrinalika Roy Mariam Sunny

[5日 ロイター] - 米製薬大手イーライリリーが5日発表した第2・四半期決算は、減量・糖尿病治療用の注射剤「ゼップバウンド」と「マンジャロ」の売上高が急増し、市場予想を大きく上回るとともに、デンマークの競合ノボ・ノルディスクとの差を広げた。

決算は全体でも予想を上回ったほか、通期の売上高見通しも引き上げた。

好調な決算は、価格圧力やノボとの競争激化にもかかわらず、イーライリリーの肥満症治療薬(GLP-1受容体作動薬)に対する需要が引き続き底堅いことを投資家に再確認させるとみられる。

糖尿病治療薬マンジャロの売上高は91%増の99億4000万ドルで、アナリスト予想を上回った。減量薬ゼップバウンドの売上高は49億3000万ドルで、予想の47億3000万ドルを上回った。この2剤で第2・四半期の売上高全体の64.7%を占めた。

強い需要により世界市場全体で販売数量が押し上げられた。マンジャロが米国外での成長をけん引し、マンジャロとゼップバウンドの両方が米国内の販売を押し上げた。ただ実現価格の低下が一部で相殺要因となった。マンジャロは米国外では減量・糖尿病の両用途に使われるブランド名。

同社は2026年通期の売上高を850億─870億ドルと予想。従来予想の820億─850億ドルから引き上げた。

JPモルガンのアナリストはリポートで、リリーが引き続き「トップピック銘柄」であり、今後数年にわたり市場予想を一段と上回る可能性があるとの見方を示した。

イーライリリーは、四半期の事業活動に関連する費用を理由に通期の1株利益予想の上限を0.50ドル引き下げ、26年の調整後利益を35.50─36.50ドルと予想した。アナリストは34.20ドルの利益を見込んでいる。

第2・四半期の調整後1株利益は8.38ドルで、LSEGがまとめたアナリストの予想平均である6.01ドルを大きく上回った。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。