[5日 ロイター] - 韓国のメモリー半導体大手、サムスン電子とSKハイニックスは中国工場で使用する可能性を想定し、中国の中微半導体設備(AMEC)が製造する半導体製造装置を評価している。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。米国の輸出規制が一段と強化されるリスクに備える狙いがある。

関係者によると、両社は米政府が米国製半導体製造装置の中国向け輸入を引き続き認めるかどうかを巡り不透明感が高まっていた約2年前、AMECのエッチング装置の試験を開始した。

評価はまだ本格的な導入の決定には至っていないものの、上海に拠点を置くAMECにとっては、世界有数の半導体メーカーからお墨付きを得る貴重な機会となっている。

より大局的に見れば、こうした試験は米国の技術規制が抱える逆説を浮き彫りにしている。半導体分野での中国の野心を抑え込むことを狙った措置が、中国国内で操業する外資系半導体工場において、中国勢が足場を築く機会を生み出していることになる。

関係者は機密性の高い問題だとして、全員が匿名を条件に語った。

サムスン電子はロイターへの声明で、中国工場での使用に向けてAMEC製装置を試験したことはなく、そうすることを検討したこともないと述べた。

SKハイニックスはコメントを控えた。AMECと、米政府の輸出規制を執行する米商務省産業安全保障局(BIS)は、コメント要請に直ちには応じなかった。

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