Ami Miyazaki
[東京 5日 ロイター] - 木原稔官房長官は5日午前の会見で、ベセント米財務長官が日銀の利上げに期待する姿勢をにじませたことについて受け止めを聞かれ「利上げも含め、金融政策の具体的な手法については日銀に委ねられるべき」と答えた。
そのうえで日銀には政府と密接に連携をとり、経済物価金融情勢を踏まえつつ2%の物価安定目標の持続的、安定的な実現に向けて、適切な金融政策運営を行うということを期待している、とのコメントを繰り返し述べた。
ベセント長官は4日、CNBCのインタビューで、為替介入で市場にシグナルを送ることができても、最終的に市場を変えられるのは政策だ、などと述べた。また5日放映されたNHKとのインタビューで、日銀の植田和男総裁が「日本経済にとって最善の措置を講じると確信している」と述べた。
高市早苗首相が5月22日に植田総裁と会談した際に、長期金利の上昇を抑えるため、必要に応じて国債を買い入れるよう求めていたこと分かった、との一部報道について、官房長官は「会談の内容については植田総裁が説明されている以上には承知していない。コメントはできない」とした。
日銀が4日に公表したリポートで、国債買い入れ減額の長期金利上昇への影響について分析を示したことに関連し政府の認識を聞かれ、官房長官は「金利は様々な要因を背景に市場において決まるものであり、その動向について具体的にコメントすることは差し控える」と答えた。
日銀の植田総裁は5月の高市首相との会談後、物価高対策など政権の取り組みを理解した上で適切な金融政策を実施するよう求められたことなどを明らかにしていた。