コーツのこの証言にトランプは激怒している。翌朝にツイッターを連発し、コーツや他の情報機関トップは「だまされやすい」、「学校でやり直せ」などと扱き下ろした。

「ホワイトハウスの関係筋の話では、もうすぐ国家安全長官の交代が必要かもしれない、という空気がある」と、トランプの長年の友人で実業家のクリストファー・ラディーは2月18日にCNNの番組で言った。

イラク戦争の二の舞を懸念

トランプがコーツのように自分が指名した情報機関トップの見解さえ聞くのを嫌がっていることに対しては、アメリカの外交政策に悲惨な結果を及ぼす恐れがあると一部のアナリストは懸念する。

米国家テロ対策センターの副長官を務めたフィリップ・マッドは2月19日にCNNの番組に出演し、2003年のアメリカによるイラク戦争開戦当時と似ていると言った。

「私がCIA分析官として在任中、イラク戦争開戦の是非をめぐってCIAは(ジョージ・W・ブッシュ)大統領に肩入れし過ぎたのではないか、という疑問が上がっていた。同じ失敗を2度繰り返すようでは、救いようがない」

(翻訳:河原里香)