孫を「窃盗」の共犯者にする夫の母親
Q:夫の母親である「クレア」は昔からケチなのですが、最近、わが家の子供たち(5歳と7歳)まで巻き込み始めました。先週末に彼女と外食した際、子供たちが空いたテーブルからケチャップやマスタード、砂糖の袋をポケットに詰め込んでいる現場を押さえました。問い詰めると、「おばあちゃんのため」だと言うのです。
私が知る限り、クレアにはレストランからそういったものを持ち帰る癖があり、私はいつも目を背けてきました。でもわが子を共犯者にするとなれば、話は別。絶対に容認できません。ところが夫は問題ないと完全に擁護派で、自分も子供の頃に姉と一緒に同じことをさせられていたと言い出す始末。さらには、「おばあちゃんとの絆を深める良い方法じゃないか」とまで! 私に言わせれば、これは窃盗です。クレアと一緒にレストランに行くのを拒否する以外に、この行為をやめさせる方法はあるでしょうか?
──万引家族に悩む母親
A:私もその手の「お持ち帰り」は嫌いなタチですが、あなたほど厳しく目くじらを立てないかもしれません。堂々と持ち帰ってレストランの人にとがめられていない以上、「窃盗」ではなく「マナーの悪さ」や「卑しさ」の類いです。犯罪と呼ぶのはちょっと過激でしょう。
とはいえ、我慢する必要はありません。義母にこう話すのです。「子供たちには、自分の物ではないものを私物化しては駄目だと教えている。それなのに店にある物を持ち帰らせては教育が台無しになる」と。「店もこのくらいは想定している」と言い張られたら「大人には分かっても、子供にその微妙な線引きは理解できません」と切り捨てて。そして子供たちには「おばあちゃんの親は私じゃないけれど、あなたたちの親は私だから言い付けは守って」と一喝することです。それでも変わらないようなら外食はやめ、自宅へディナーに招きましょう。念のため、テーブルの上の銀食器からは目を離さないように。
──ミシェル・ハーマン(小説家)
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